中心が高くなるようにふんわりと盛りつけると、立体感がでてオシャレに美味しそうに見えます。
小鉢ものを山高く盛るのは、「まだ、誰も手を付けていない」と示す意味もあるのだとか。
パスタや冷やし中華など、麺類をお皿に盛る場合はトングを使って、一度麺をねじってから盛りつけると、高さをキープしやすくなります。
大きめの具材は混ぜ込まず、上に乗せるとさらに良いです。
焼き魚には大根おろしやレモン、スダチを添えて色味を追加しましょう。
レモンを半分に切った際、中心部にあるワタ。
縦向きのくし型に切った後、この部分を切り落とし、果肉に2〜3カ所の切れ目を入れると、果汁が飛び散ることなく絞れます。スダチなど小型のものは横に切ること。
大根おろしや紅葉おろしは、硬く絞りすぎると見た目も味も落ちるので要注意。
日本人は右利きが多いので、添え物は箸の動きを考えて料理の右側に置きます。
また、フライやハンバーグなどの洋食の盛り付けの場合は、ナイフとフォークで食べやすいように奥に配置します。
レタスは揚げ物の下に敷くと、油を吸って見た目も味も悪くなります。
また、大きな一枚葉は食べにくく、手を付けないまま残されることもしばしば。
小さくちぎって脇に添え、ドレッシングを少量垂らしておけば美味しく食べられます。
その際、揚げ物の油はしっかりと切って盛りつけましょう。
プチトマトは丸ごと添えるのではなく、縦半分に切って飾れば見た目も良くなり食べやすくなりますね。
お皿に料理を盛ったとき、お皿の"余白"が多ければよりエレガントに、少なければダイナミックに見えます。
いつものお皿より少し大きめのお皿を使って、"余白"を演出してみましょう。
器に3〜4割の余白があると、料理全体がグッと上品に見えますよ。
また、余白の部分にソースで美しい模様をあしらう、パセリや粗挽きペッパーを余分に振るなども、大皿を使う1つのテクニックと言えます。
家族みんなで食べる料理を大皿に盛るときも、全量をめいっぱい乗せるのでは無く、少し手間でも器に見合った量を盛りつけ、無くなったらまた追加するようにしましょう。
お弁当の詰め方のコツとおなじく、もちろん彩りはとても大切です。
基本の3色「緑・赤・黄」はぜひ抑えたいところ。
揚げ物などの茶色一色になりがちなメニューには鮮やかな葉もの野菜やカラフルなパプリカなどを上手に添えましょう。
付け合わせに使うポテトサラダも具材をすべて混ぜ込むのではなく、プチトマトやハム、コーンやキュウリを少量残し、盛りつけた後に乗せれば彩りよく仕上げる事ができます。
和食の筑前煮なども、にんじんや海老などの鮮やかな色の具材を手前に置くと彩りの工夫ができます。
ただし、色の濃いにんじんやキヌサヤ、天盛りの白髪ネギなどは全体のバランスを見て。盛りすぎないようにします。
サトイモなど形の安定しているものを土台に、お箸できれいに盛り付けていきましょう。