一般的に傷みやすいというイメージの貝類。冷凍保存なんてできるはずがないと思っている人もいるかもしれませんが、実は、できるんです。
シジミ:しじみをボウルに入れ、ひとつまみの塩を入れて1つ1つこするように丁寧に洗います。その後しっかり水切りをし、フリーザーパックなどになるべく1つ1つが離れるように敷き詰め、空気を抜いて冷凍庫に入れます。
あさり:あまり日持ちがしないあさりは、ゆでてから身を剥いて冷凍保存します。
使うときは凍ったままお吸い物やクラムチャウダー、パスタの具に便利。 冷凍保存した貝類を料理をするときは、解凍せずに凍ったまま使います。
「死んだ貝は口が開かない」と言われていますが、実は開くかどうかは貝の生死には関係なく、冷凍保存したあとも解凍されてくれば、自然に口が開きます。
●冷凍すると美味しさ倍増!
シジミに含まれる栄養オルニチンは、いったん冷凍することで何倍にも増え、さらにシジミの細胞が冷凍することで壊れてうまみ成分も出やすくなります。
栄養価が高いしじみは、コレステロールを下げる効果もあり、
じつは冷凍をすることでその効果は4倍以上にアップするんです。
むしろ、シジミは一度冷凍してから食べる方がいいんですね。
殻のついた割れていない卵は冷蔵庫で2〜3週間ぐらいの保存が可能です。その際、とがった方を下に向けて置きます。卵の丸い方には「気室」があり、こちらを下にすると卵黄と気室内の空気が触れ易くなって細菌が入り込む可能性が高くなるからです。
水洗いは逆効果
卵の表面はサルモネラ菌などに汚染されている場合があるので、他の食品への汚染を防ぐために、洗ってから冷蔵庫に入れるという人もいると思いますが、洗ってしまうと卵の気孔から雑菌が入る恐れがあります。卵ケースに入れて保存すれば、菌が移ってしまう心配はありませんが、どうしても気になる場合は、洗わず布で拭く程度にしましょう。
卵は栄養価が高く雑菌にとっても大変繁殖しやすい場所なので、ひびが入ってしまった卵は加熱して食べましょう。
常温保存も可ですが・・・
たまごは常温(15度)でも3週間くらいは保存できますが、冷蔵庫で保存するほうが安心です。
細菌、特にサルモネラ菌汚染の関係から安定的に10℃以下に保存されていれば長期保存できるという報告があります。食品衛生法でも生食用殻付卵は10℃以下で保存することが望ましいと定められています。
●卵も冷凍保存が可能です。
全卵を冷凍するなら白身と黄身をしっかり混ぜ、ラップなどに包んで冷凍します。卵白だけを冷凍したいときは堅く泡立てたメレンゲ状態で冷凍します。
黄身だけの冷凍は戻らなくなるのでお勧めしません。
卵焼きや錦糸卵などの調理した状態で冷凍保存すれば、電子レンジで温めてそのまま美味しく食べられます。
ゆで卵を冷凍すると、白身に気泡が入りスポンジのようになってしまいます。ゆで卵を冷凍する場合は、潰してマヨネーズなどであえ、サンドイッチやサラダに利用します。
まず何よりも、お米を買ってきたらそのまま袋に入れっぱなしの保存は絶対にダメです。お米の袋には小さな穴が開いているものも多く、そのまま保存していると湿気や害虫が侵入してきてしまいます。それではおいしいご飯が炊けないばかりか、虫や菌の発生につながることも。お米は、必ず保存容器に移し替えて保存しましょう。
お勧めの保存容器
保存容器を選ぶ際には、密封できるもので、お手入れをしやすいものがおすすめです。
ボタンを押すと定量が出てくるタイプの米びつなどは構造が複雑なため、お手入れが大変です。ペットボトルや梅酒用のビンなら、手軽に手に入れられますし、便利に使えます。
お米は湿気を嫌うので、お手入れの際には保存容器内に湿気が残らないよう、注意します。から拭きでも十分ですが、水を使って洗った場合はしっかりと乾かしてから使いましょう。
「高温」「多湿」「酸化」がお米の大敵。保存場所に注意!
実はお米を保存することが多い台所は、この3つの条件がそろっている場所です。とはいえ、やはりお米は台所で保存するのが便利ですよね。そこで、お勧めの保存場所は「冷蔵庫」。特に野菜室がお米の保管には最適です。いつでも一定の温度・湿度を保ってくれるので、お米を上手に保存できます。
よくお米が保存されがちなのはシンク下やレンジ台の下などですが、こうした水回り、火や家電のそばは避けましょう。料理中に高温多湿になってしまいます。また、お米はとても臭いを吸着しやすいため、臭いが強いもののそばも避けてください。食品だけでなく、洗剤や化粧品、灯油などのそばに置いておくと、臭いがうつってしまい不味いお米になってしまいます。
●害虫に注意!
害虫は温度が20℃を超えると孵化するとも言われていますので、暖かい季節はしっかり予防したいものです。まずはしっかり低温の場所で保存することです。先述の通り、冷蔵庫の野菜室がおすすめです。
保存容器の中に鷹の爪(とうがらし)やニンニクを入れることで、害虫対策になります。ただし、多湿の場合はこの鷹の爪やニンニク自体にカビやダニが発生することもあるので、市販の害虫対策用のグッズを使うのもいいでしょう