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爽やかな初夏の風が吹く5月。
この時期、岡山のスーパーで野菜売り場に行くと
目にする「アラスカ」の文字。
これ、何のことだかわかりますか？

実は、岡山ではおなじみの『アラスカ』という呼び方は、ほとんど他県では通じないのだとか。
アラスカ豆はグリーンピースの品種のひとつで、他県では「グリーンピース」と呼ばれているようです。
全国的に見ると生産量も少なく、知名度も低いアラスカ豆は、特に岡山で好まれている超ローカル食材なのです。

★タダのグリーンピースではございません。
他県では、あまり注目されていないアラスカ品種のグリーンピースですが、一度食べてみれば違いは歴然。普通のグリーンピースよりも大粒で甘みが強く、皮も柔らかくて口に残らないアラスカ豆は、グリーンピース嫌いのお子さんにもきっと好んで頂けるはず。

★初夏の短い期間だけ店頭に並ぶ貴重品。
グリーンピースは缶詰や冷凍で通年出回っていますが、
生の「アラスカ豆」は4月下旬〜5月のこの時期にしか流通しません。
しかも、さやから取り出して空気に当たると、豆が固くなってしまうので、この時期のアラスカ豆はさや入りで購入し、さやから取り出したら早めに調理するのが一番です。

★野菜の中でもトップレベルの食物繊維量。
グリンピースの豆の栄養価は高くなかでも、食物繊維の量は、野菜の中ではトップレベルです。
食物繊維といえば、便秘の予防や改善に役立つことが有名ですが、
発ガン物質などの有害成分を体外へ排泄する作用があるとも考えられています。
また、食物繊維は、胃の内部で水分を吸収して膨らむため、満腹感を得らるので食べ過ぎを防ぎ、ダイエットにも一役買ってくれるのです！

★アラスカ豆の調理法
なんと言っても「豆ご飯」。お米と塩を一緒に入れて炊くだけの手軽さです。
豆の色がくすんでしまうのが気になるなら別ゆでしたアラスカ豆を炊きあがりのごはんに混ぜるという方法もありますが、ご飯に豆の風味が感じられる一緒炊きがやっぱりお勧め。
ふっくらと甘いアラスカ豆のご飯は、今しかしか味わえない初夏の味覚なのです。