健康に、美容に、
グラノーラがすごいワケ
スーパーフードの発祥の地であるアメリカ・カナダで、スーパーフードを代表するものとして認知されているもので、日本スーパーフード協会が厳選し、優先的に国内で推奨している10種類をご紹介します。
グラノーラは、「オーツ麦」という麦の一種を食べやすく押しつぶしたものを主原料としています。
オーツ麦には、白米にくらべ、食物繊維は約22倍、鉄分は約5倍、カルシウムは約9倍!玄米とくらべても、食物繊維が約3.5倍、鉄分は約2倍、カルシウムは約5倍と多く含まれており、不足しがちな食品成分を補ってくれます。
1997年には、米国食品医薬品局(FDA)が、オーツ麦にふくまれる食物繊維によって心臓病のリスクを下げられることを認め、商品表示を許可しています。
オーツ麦に含まれる食物繊維には、糖質の消化・吸収を遅らせる働きもあります。
糖の吸収スピードを抑えることで、太りにくい食生活を送る「低GI値ダイエット」においても、オーツ麦は優れた食材であるといえます。
食物繊維には、「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」があり、ダイエットにはこの二つの食物繊維のバランスが大切なのですが、ゴボウなどは「不溶性食物繊維」は豊富ですが「水溶性食物繊維」は少ないのです。
オーツ麦にはこのふたつの食物繊維がバランス良く含まれています。
【期待される効果】
抗便秘解消、腸内環境の改善効果、血糖値上昇の抑制、血中コレステロールの低下、糖質や脂質の吸収抑制、中性脂肪を下げる
グラノーラの中でも「フルーツグラノーラ」と呼ばれる種類には、たっぷりのドライフルーツが入っているのが特長です。
パパイヤ・レーズン・リンゴ・イチゴ・マンゴーなどなど。
水分をほとんど蒸発させ凝縮されたドライフルーツの栄養素は、生の果物の3〜10倍とも言われています。
マンゴー、イチゴ、パパイヤなどにはビタミンAが豊富に含まれており、美肌効果やデトックス効果があります。
レーズン、リンゴ、クランベリー、プルーンには抗酸化作用が期待でき、つまり、アンチエイジングに効果があります。老化を防止して見た目を若々しく保ってくれます。
果物を皮ごと食べられるのもドライフルーツのいいところ。
リンゴの皮に含まれるポリフェノールには、脂肪の蓄積を抑制してくれる働きがあります。
【期待される効果】
アンチエイジング、貧血改善、便秘解消、むくみ・肌荒れ解消、疲労回復、眼精疲労緩和・視力回復
一般的にカロリーが高めとされるナッツ類ですが、実はナッツに含まれる不飽和脂肪酸はダイエットに不可欠な栄養素とも言われています。不飽和脂肪酸には「脂肪燃焼の促進」や「脂肪をつきにくくする効果」が認められています。
また、オメガ3(リノール酸)やオメガ6(リノレン酸)などの体内で作ることが出来ない成分も含まれている為、血行を良くしたり肌艶を良くするという効果も期待できます。
【期待される効果】
アンチエイジング、疲労回復、デトックス、冷え性改善
食べ方に注意。
種類によってはカロリー高めです。
いろんなメーカーから様々な種類のグラノーラが出ていますが、グラノーラはオーブンで焼いた後にハチミツや砂糖がコーティングされているため、意外にカロリーが高くなっています。
最近では糖質オフのタイプも出ていますので、グラノーラを選ぶ時は
●カロリーと糖質
●グラノーラの甘味に何を使っているか
●食物繊維量
をチェックして選ぶといいでしょう。
グラノーラの1食分は約50gで約200〜230キロカロリーあります。
そのグラノーラに牛乳をかけて食べると約340〜370キロカロリーになります。
これではお茶碗一杯のご飯よりも高めのカロリーになってしまいます。
また、チョコやキャラメルを使用したタイプのものは当然カロリーも高く、食事と言うよりデザートで、ダイエットには不向きと言えます。
グラノーラを置き換えダイエットとして取り入れる際には量をキチンと量って食べるようにしないと、普段の食事よりも高カロリーになってしまう可能性があります。
グラノーラは、ご家庭で簡単に作れます。
自分で作れば好きな食材の組み合わせにできますし、価格もリーズナブルです。
作り方も至ってカンタン ♪
1)オートミール、お好みのナッツ類を、ボウルにいれ、メープルシロップ、オリーブオイルをいれて混ぜ合わせる。
オーブンは150度に余熱しておく
2)天板にオーブンシートをひき、材料を広げながら載せる。
3)150度のオーブンで10分焼く
4)途中で2回ほど木べらなどを使って全体をかき混ぜる(やけどに注意)
香ばしい香りがして全体が薄く色づけば完成。
天板に広げたまま完全に冷ましたら、適度に砕いて保存容器に入れる。
メープルシロップを蜂蜜、オリーブオイルをココナツオイルなどに変えると、また違った味のアレンジが楽します♪